特別養護老人ホームでの利用者間トラブル


37歳 男性 施設ケアマネジャーの体験談

私は37歳の男性で、特別養護老人ホームで施設ケアマネジャーとして働いています。

特別養護老人ホームに入居されている利用者様のほとんどは認知症の方です。

認知症の方は理解力や記憶力、判断力などが低下し、それに伴ってさまざまな行動心理症状が見られます。

そういった症状が原因となり利用者間でのトラブルに発展する事があります。

ある入居者様は、認知症の影響で被害妄想が強く、さらにご自身のものや他利用者様のものに関わらずご自身のそばに置きたがる傾向がある方でした。

その方はひざ掛けに対する執着が強く施設の備品のひざ掛けをご自身のものと思い込んでしまい、「あの人が私のひざ掛けを盗んだ」や「私のひざ掛けを勝手に使っている」などと介護スタッフに頻繁に訴えておられました。

私物のひざ掛けもあるのですが、それが私物であると理解する事が出来ず、日によって執着するひざ掛けも違ったので対応に苦慮していました。

ある日スタッフが少しフロアから離れた際に、その方が別の利用者様が使用していたひざ掛けをご自身のものと思い込んでしまい奪い返そうとされました。

相手の方はうたた寝しており話しかけられたことに気付かず、無視されたと思い込んだ事により怒ってしまい、顔を平手打ちしてしまいました。

相手の方は叩かれた事に激高され、叩いた認知症の方を突き飛ばして転倒してしまいました。幸いなことにお二人ともけがなく事なきを得ましたが、かなりヒヤッとしました。

この件の原因は介護スタッフの見守りが十分ではなかったという事になるのですが、認知症の方の突発的な行動をすべて予測し対応する事はとても困難な事です。

認知症の方の普段の様子を観察し続け、対応を工夫し続けるしかないのかなと日々感じています。


スクールバスに乗り込んでしまうお婆さん

41歳 女性 主婦の体験談

7歳の息子が現在支援学校に通っています。

支援学校はスクールバスが出ているので、毎日登校時と下校時にバス停まで送り迎えすることになっています。

今年の初め、下校時にあった出来事です。

スクールバスが到着し、息子がバスから降りてくるなり、80歳は超えていると思われるお婆さんが、乗車券をかかげてさっとバスに乗り込んでしまったのです。

私もバスの添乗員さんもビックリして

「このバスは路線バスじゃないですよ」

というと 「そうですか」

とバスを降りてきました。

そしてまた一週間後くらいに、同じことが起きました。

高齢にしては足腰はしっかりしてそうで、バスの階段もスタスタ上がるのですがスクールバスが停車するのは路線バスの停留所とは違うところで、また当然バスの見た目も大きさも異なります。

さらに行き先も表示されていないのに乗り込んでしまうということは、きっと認知症があるのだろうと思いました。

そのお婆さんは決まった曜日にその場所に来るようで、3回目も同じことがありました。

その時はお婆さんがバスに乗り込む前に思い切って話しかけてみました。

「どこに行かれるのですか?」と聞くと 「○○」と私が全く聞いたことのない地名を言いました。

「バスではそこには行かないと思うので、交番で聞いてみましょうか」

と言うと、素直について来てくれました。

幸い交番はすぐ近くにあり、私がスクールバスの話などを警察の方に話しても、聞いていないのか何食わぬ顔でいます。

私は子どもも一緒だったのでお婆さんを交番に任せてすぐに帰る必要があり、その後のことはわからないのですが、おそらくお婆さんの家族に連絡されたかそれきりスクールバス停には現れなくなりました。

ただ、間違えたのがスクールバスではなく普通の路線バスならそのまま乗って知らないところまで行ってしまうのだろうし、それで行方不明になる方もいるのではないかと思い本当に認知症の方への支援、見守りは大切なことだと実感しました。

あのお婆さん、どうしているかな?と度々気になります。




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